アラビアの花柄スパイスキャニスター「Risgryn(米)」。1932-1949年、Suomi Finlandiaマーク。
フィンランドの名窯アラビア(ARABIA)による、乾物を納める大型のスパイスキャニスターです。クリーム色の陶器に、淡いピンクの花と黒い葉のステンシル。正面には「Risgryn」——スウェーデン語で米(ライスグレイン)を意味します。フィンランドはフィンランド語とスウェーデン語の二言語が使われる国で、こうした台所道具にもスウェーデン語の表記が見られます。
先に扱った壁掛けの小麦粉入れ(Mjöl)・塩入れ(Salt)と同じ、花柄のスパイス瓶シリーズの一点です。棚に並べて粉ものや穀物を納めた、北欧の台所の実用の器でした。
裏面のバックスタンプは、階段状の窯の上に煙突が伸びる「ARABIA / Suomi Finlandia」のマーク。これはアラビアが誇った全長約112メートル——当時世界最長——のトンネル窯をかたどったもので、1932年から1949年にかけて使われました。本品もこの時期に生まれた一点です。
■詳細スペック
- メーカー:ARABIA / アラビア
- 製造国:フィンランド
- 作品名:スパイスキャニスター(Risgryn/米)
- 年代:1932〜1949年
- 素材:陶器
- サイズ:幅10.5cm 奥行き8cm 高さ21cm
■コンディション:★★★★☆(4.5:極美品)
未使用のデッドストック品です。経年の色の変化や保存上のわずかなスレが目を凝らすと見られますが、本品そのものは未使用品で、完品に近いコンディションです。フタには製造時に生じた貫入がみられます。
フタはきっちりと閉まるものではなく、置いたときに遊びが生まれるサイズ感になっています。
■関連コレクション
→ 同シリーズ: 壁掛け 小麦粉入れ(Mjöl) / 壁掛け 塩入れ(Salt)









