北欧の台所を彩った、アラビアの壁掛け小麦粉入れ(Mjöl)。淡いピンクの花柄。
フィンランドの名窯アラビア(ARABIA)による、壁に掛けて使う小麦粉入れ(Mjöl)です。クリーム色の陶器の本体に木の蓋を合わせ、正面には淡いピンクの花と黒い葉のパターンがあしらわれています。「Mjöl」はスウェーデン語で小麦粉の意。フィンランドはフィンランド語とスウェーデン語の二言語が使われる国で、こうした台所道具にもスウェーデン語の表記が見られます。
陶器の本体に、きっちりとは密閉しない木の蓋を組み合わせています。長い冬のあいだ暖房で空気が乾く北欧の室内は、高温多湿の夏がある日本とは湿度の条件が異なります。乾いた空気のもとでは密閉しない蓋でも粉を良好に保てたため、こうした素朴なつくりが台所で長く使われてきました。日本で使う場合は乾いた場所に置き、湿気の多い季節は中身を早めに使い切ると安心です。
スパイス瓶とそろいの一群のうちの一点で、壁に掛ければレトロな北欧の台所の空気を今に伝えます。
裏面のバックスタンプは、階段状の窯の上に煙突が伸びる「ARABIA / Suomi Finlandia」のマーク。これはアラビアが誇った全長約112メートル——当時世界最長——のトンネル窯をかたどったもので、1932年から1949年にかけて使われました。本品もこの時期に生まれた一点です。
■詳細スペック
- メーカー:ARABIA / アラビア
- 製造国:フィンランド
- 作品名:壁掛け小麦粉入れ(Mjöl)
- 年代:1932〜1949年
- 素材:陶器(本体)/木(蓋)
- サイズ:横幅12.5cm 奥行き10.5cm 高さ16.5cm
■コンディション:★★★★☆(4.5:極美品)
未使用のデッドストック品です。経年の保存上の汚れはありますが、本品そのものは使用歴がないものとなります。全体的に製造工程によって生じた貫入が見られます。製品の特徴としてご理解ください。









