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ARABIA

アラビア バレンシア(Valencia)エッグカップ

アラビア バレンシア(Valencia)エッグカップ

通常価格 ¥9,500
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小さな器に宿る名作の風格 手書きサイン入りの初期作

フィンランドのARABIA社を代表するハンドペイント食器、バレンシアのエッグカップです。

シリーズ名のバレンシアはスペイン南東部の港町の名に由来し、濃いコバルトブルーの色調が、海と強い日差しを思わせます。デザイナーのウラ・プロコッペは1961年にバレンシアを手がけ、ARABIA製品の中でも屈指の人気を誇る不朽の名作となりました。

プロコッペはロングラン製品のルスカや、フローラなどのデザインも担当しています。1968年に47歳で逝去しますが、晩年はスペインに縁があったとも伝えられ、バレンシアの地名選びにも彼女の美意識が感じられます。バレンシアは長期にわたり製造され、現在は復刻が行われていないため、入手できるのはヴィンテージ市場に流通するもののみとなります。

本品は背面のサインが手書きの様式であることから、1960〜1970年代頃の制作となります。バレンシアには時期によりバックスタンプの仕様差が見られ、手書きサインの個体は特に古い時代のものとなります。UPはウラ・プロコッペのイニシャルで、スラッシュで区切られた先に絵付師のイニシャルが添えられています。

小さな器ながら、テーブルに置いた瞬間にバレンシアらしい青が効き、インテリアを引き締めてくれる一品です。

■詳細
メーカー:ARABIA / アラビア
デザイナー:Ulla Procope / ウラ・プロコッペ
シリーズ:Valencia / バレンシア
年代:1961年〜1970年代
製造国:フィンランド
コンディション:★★★★★(5:完品)
【複数在庫品】未使用品(デッドストック品)で保存状態も極めて良いミントコンディションです。本品は複数在庫品となります。在庫品はすべて写真と同等のコンディションとなります。個別の風合いをご確認の場合はお問い合わせください。

■サイズ
直径6cm 高さ4cm


■関連コレクション

ARABIA — フィンランドが世界に誇る陶磁器の名窯

ヘルシンキのARABIA工場 1975年
1975年のARABIA工場(ヘルシンキ・アラビア地区)

1873年、スウェーデンのロールストランド社がヘルシンキに設立した分工場がARABIAの始まりです。当初はロシア帝国向けの陶磁器を生産していましたが、1917年のフィンランド独立後に完全なフィンランド企業となり、20世紀半ばにはフィンランド最大の陶磁器メーカーへと成長しました。

カイ・フランク
「フィンランドデザインの良心」カイ・フランク(1911–1989)

黄金時代を築いたデザイナーたち

カイ・フランク(1911–1989)は「フィンランドデザインの良心」と呼ばれ、キルタ(後のティーマ)やカルティオなど、無駄を削ぎ落とした機能美の名作を生み出しました。1949年にはARABIAのクラウンマーク(王冠のバックスタンプ)もデザインしています。

ウラ・プロコッペ(1921–1968)は、コバルトブルーの手描きが美しいバレンシア(1961–2002年)と、鉄粉を施した独特の土色が魅力のルスカ(1960年代–1999年)を手がけました。ルスカの粗い表面は日本の楽焼に似た風合いで、北欧と日本の美意識の近さを感じさせます。

ARABIA工場の陶芸家たち
ARABIA工場のアトリエで制作する陶芸家たち

このほか、ビルガー・カイピアイネン(1915–1988)は「装飾の王」と呼ばれ、名作パラティッシをはじめ華やかな装飾陶芸を制作。エステリ・トムラはフローラシリーズの植物画で知られ、ライヤ・ウオシッキネンも数多くの装飾パターンを手がけました。

ヴィンテージの見分け方 — バックスタンプ(刻印)ガイド

ARABIAのロゴマーク
ARABIAのマーク
  • 1874〜1930年頃:素地への型押し(インプレスト)が主流。1878年以降はフィンランドの紋章入りカラーマークも併用。
  • 1932〜1949年:クルト・エクホルムがデザインした「パイプスタンプ」。工場に導入された122mのトンネル窯を表現したデザイン。
  • 1949年〜現在:カイ・フランクがデザインしたクラウンマーク(王冠)。月桂樹の輪を逆さにして王冠に見立てた斬新なデザイン。1964年、1971年、1975年、1981年、2014年に更新。
  • 生産年の読み方:1940年代以降は月→年の順で数字が刻印。2等品にはローマ数字IIや色付きドットが付されます。
  • 2016年以降:ヘルシンキ工場は2016年3月に閉鎖され、現在はタイとルーマニアで生産。ヴィンテージ品はすべてフィンランド製で、「MADE IN FINLAND」の刻印があります。

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「バレンシア」アラビア食器の名作

バレンシアシリーズシリーズ

バレンシアは20世紀のARABIAを代表する作品です。1961年に発売され2002年まで半世紀に渡ってロングラン生産されました。ARABIAが東南アジアに製造拠点を移した時期に販売は終了しています。つまりバレンシアシリーズはすべてフィンランド国内で製造されたものとなります。その後は復刻がされておらず、現在はヴィンテージ市場でのみ入手可能です。

シリーズ名のバレンシアとはスペイン南東部の港町の名前で、濃いコバルトブルーの青色が地中海の鈍色の海と強い太陽の日差しを表現しています。デザイナーのウラ・プロコッペは1961年にバレンシアをデザインし、本作はARABIA製品のなかで最もアンティークファンが多い不朽の名作となりました。プロコッペはロングラン製品のルスカ(Ruska)や希少性の高いフローラ(Flora)のデザインも担当しています。

プロコッペは1968年に47歳の若さで病気で亡くなりますが、療養先はスペインのカナリア諸島であり、彼女が生涯にわたりスペインの海辺と共にあったことが伝わります。バレンシアは彼女の死後、他のシリーズと同様にロングラン生産がされ、2002年まで40年以上に渡ってフィンランド国内で製造されました。

絵付け師

バレンシアは絵付け師が一点一点、筆で模様付けを行うハンドペイントという手法で製作されています。ARABIAがフィンランド国外に製造拠点を移してからは廃止された方法で、ハンドペイント=純フィンランド製のあかしでもあります。

ウラ・プロコッペ(Ulla Procope)

Ulla Procope

ウラ・プロコッペ(Ulla Procope,1921〜1968年)

ヘルシンキ生まれ。1948年にヘルシンキのアールト大学芸術デザイン学部を卒業してアラビア社に入社する。以後20年に渡って制作部門でデザインを担当し、1960年にルスカ(Ruska)シリーズ、1961年にバレンシア(Valencia)シリーズを生み出す。ルスカはアラビア社製品の中で最もロングランかつ販売数が多い看板商品となり、ルスカのフォルムはSモデルと呼ばれ、その後のARABIAの食器の原型モデルとなる。バレンシアはARABIA製品では最後のハンドペイント商品となっている。プロコッペはガンを患い現役を退いてからはスペインのカナリア諸島に移住し47歳のとき現地で死去している。

ウラ・プロコッペの作品一覧はこちらからどうぞ♪

ARABIA ‐ アラビア

ARABIA工場

ARABIAは20世紀フィンランドを代表する陶器メーカーです。元々ARABIAはスウェーデンのロールストランド(Rörstrand)社がロシア向けの陶器を生産する拠点としてフィンランドに設立した工場が前身となっています。首都ヘルシンキのアラビア地区に設けられたことが社名の由来となっています。

1950〜1980年代にはウラ・プロコッペ、ビルガー・カイピアイネン、ライヤ・ウオシッキネン、エステリ・トムラなど、ARABIAの黄金時代と呼ばれる世界的なデザイナーが数多くの作品を手掛けました。シンプルな北欧モダンから、装飾性が高く作り込みが優れた作品まで、現代のモダンデザインに大きな影響を与えた作品が当時生み出されました。ARABIAは傑作パラティッシ、クロッカス、フローラ、コラーリなどインテリアとしても普段使いにも役立つ北欧食器ならでの実用と装飾を兼ねたアイテムなどで知られています。

当店のARABIAのコレクションはこちらからどうぞ♪

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