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ARABIA

訳あり ヒルッカ・リーサ・アホラ(HLA)直筆 大型フラワーベース

通常価格 ¥58,000
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状態:訳あり品詳細↓直径14.3cm 高さ40.5cm

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状態
訳あり品縁に一箇所欠けが見られますが、絵柄を正面にして見ると隠れる位置にあります。また、縁に一箇所、製造時に釉薬がかかりきらなかった箇所があります。花の絵の根元の部分には薄く貫入が見られます。貫入とは製造工程の焼成時に釉薬面に走るヒビで、本体そのもののダメージではありません。割れはありません。その分、通常よりお求めやすい価格でご用意しました。
サイズ
直径14.3cm 高さ40.5cm
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ペインターのサインがない本人直筆 高さ40.5cmの大型フラワーベース

■詳細スペック

  • メーカー:ARABIA / アラビア
  • デザイナー/絵付け:Hilkka-Liisa Ahola / ヒルッカ・リーサ・アホラ(本人直筆)
  • 製造国:フィンランド
  • サイズ:直径14.3cm 高さ40.5cm
  • サイン:底面にH-L.Ahola ARABIAの直筆サイン(ペインターのサインなし)

■コンディション:訳あり品

縁に一箇所欠けが見られますが、絵柄を正面にして見ると隠れる位置にあります。また、縁に一箇所、製造時に釉薬がかかりきらなかった箇所があります。花の絵の根元の部分には薄く貫入が見られます。貫入とは製造工程の焼成時に釉薬面に走るヒビで、本体そのもののダメージではありません。割れはありません。その分、通常よりお求めやすい価格でご用意しました。


■商品解説

ARABIAの装飾画家ヒルッカ・リーサ・アホラ(HLA)が、自ら絵付けまで手がけた大型のフラワーベースです。高さ40.5cm、直径14.3cmと、傘立てほどの大きさがあります。筒形のマットな白い地に、穂のように連なって咲く青いカンパニュラ(釣鐘草)と深い緑の葉が大きく描かれ、内側は淡い水色の釉薬で仕上げられています。

HLA作品の多くは、アホラがデザインを手がけ、専属の絵付け師が絵付けを担当したもので、底面にはHLAとペインターのイニシャルが併記されます。本作の底面にはペインターのサインがなく、アホラ本人の署名「H-L.Ahola」とARABIAの文字だけが入っています。アホラ自身が絵付けまで手がけた直筆の作品です。

北欧で親しまれてきたカンパニュラ

カンパニュラはキキョウ科の植物で、名前はラテン語で「小さな鐘」を意味し、釣鐘形の花の姿に由来します。

北欧では、夏の野に咲く身近な花です。なかでも小さな青い釣鐘形の花をつけるカンパニュラ・ロトゥンディフォリア(Campanula rotundifolia)は、スウェーデンの植物学者リンネが1753年に学名を与えた種で、フィンランドではキッサンケッロ(kissankello、猫の鈴)と呼ばれ、北はラップランドの山の上まで、フィンランド全土に自生しています。1982年には中部ポフヤンマー(Keski-Pohjanmaa)地方の花に選ばれました。スウェーデンでは2021年、スウェーデン植物学協会(Svenska Botaniska Föreningen)の呼びかけによる一般投票で、国の花(nationalblomma)に選ばれています。

本作のカンパニュラは、背丈のある茎に花が穂のように連なる種類で、アホラはこれを高さ40.5cmの器いっぱいに描いています。

ヒルッカ・リーサ・アホラ — 青い花を描き続けたARABIAの装飾画家

ヒルッカ・リーサ・アホラ(Hilkka-Liisa Ahola、1920–2009)は、ヘルシンキ生まれの装飾画家・陶芸家です。1947年にARABIAに正式に入社し、花柄や女性像をあしらった作品を数多く手がけました。青を基調とした花のモチーフで知られ、1968年にはイタリアのファエンツァ国際陶芸ビエンナーレでグランプリを受賞し、これを機にARABIA美術部のアトリエへ移りました。

アホラの作品の多くは、底面に「HLA」のサインが入ります。サインの読み方や代表作は、ヒルッカ・リーサ・アホラ(HLA)完全ガイドで詳しく紹介しています。

ARABIA — フィンランドが世界に誇る陶磁器の名窯

ヘルシンキのARABIA工場 1975年
1975年のARABIA工場(ヘルシンキ・アラビア地区)

1873年、スウェーデンのロールストランド社がヘルシンキに設立した分工場がARABIAの始まりです。当初はロシア帝国向けの陶磁器を生産していましたが、1917年のフィンランド独立後に完全なフィンランド企業となり、20世紀半ばにはフィンランド最大の陶磁器メーカーへと成長しました。

カイ・フランク
「フィンランドデザインの良心」カイ・フランク(1911–1989)

黄金時代を築いたデザイナーたち

カイ・フランク(1911–1989)は「フィンランドデザインの良心」と呼ばれ、キルタ(後のティーマ)やカルティオなど、無駄を削ぎ落とした機能美の名作を生み出しました。

ウラ・プロコッペ(1921–1968)は、コバルトブルーの手描きが美しいバレンシア(1960–2002年)と、鉄粉を施した独特の土色が魅力のルスカ(1960年代–1999年)を手がけました。ルスカの粗い表面は日本の楽焼に似た風合いで、北欧と日本の美意識の近さを感じさせます。

ARABIA工場の陶芸家たち
ARABIA工場のアトリエで制作する陶芸家たち

このほか、ビルガー・カイピアイネン(1915–1988)は「装飾の王」と呼ばれ、名作パラティッシをはじめ華やかな装飾陶芸を制作。エステリ・トムラはフローラシリーズの植物画で知られ、ライヤ・ウオシッキネンも数多くの装飾パターンを手がけました。

ヴィンテージの見分け方 — バックスタンプ(刻印)ガイド

ARABIAのロゴマーク
ARABIAのマーク
  • 1874〜1930年頃:素地への型押し(インプレスト)が主流。1878年以降はフィンランドの紋章入りカラーマークも併用。
  • 1932〜1949年:クルト・エクホルムがデザインした「パイプスタンプ」。工場に導入されたトンネル窯を表現したデザイン。
  • 1949〜2014年:クラウンマーク(王冠)。1964年、1971年、1975年、1981年、2014年に更新。
  • 生産年の読み方:1940年代以降は月→年の順で数字が刻印。2等品にはローマ数字IIや色付きドットが付されます。
  • 2016年以降:ヘルシンキ工場は2016年3月に閉鎖され、現在はタイとルーマニアで生産。ヴィンテージ品はすべてフィンランド製で、「MADE IN FINLAND」の刻印があります。

■関連コレクション

→ ヒルッカ・リーサ・アホラ(HLA)完全ガイド|青い花を描き続けたアラビアの装飾画家

→ ヒルッカ・リーサ・アホラについて

→ アラビア刻印年代別完全ガイド

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ARABIA ‐ アラビア

ARABIA工場

ARABIAは20世紀フィンランドを代表する陶器メーカーです。元々ARABIAはスウェーデンのロールストランド(Rörstrand)社がロシア向けの陶器を生産する拠点としてフィンランドに設立した工場が前身となっています。首都ヘルシンキのアラビア地区に設けられたことが社名の由来となっています。

1950〜1980年代にはウラ・プロコッペ、ビルガー・カイピアイネン、ライヤ・ウオシッキネン、エステリ・トムラなど、ARABIAの黄金時代と呼ばれる世界的なデザイナーが数多くの作品を手掛けました。シンプルな北欧モダンから、装飾性が高く作り込みが優れた作品まで、現代のモダンデザインに大きな影響を与えた作品が当時生み出されました。ARABIAは傑作パラティッシ、クロッカス、フローラ、コラーリなどインテリアとしても飾れる、北欧食器ならではの実用と装飾を兼ねたアイテムなどで知られています。

当店のARABIAのコレクションはこちらからどうぞ

→ アラビア刻印年代別完全ガイド

ヒルッカ・リーサ・アホラ(Hilkka-Liisa Ahola)

Hilkka-Liisa Ahola
ヒルッカ・リーサ・アホラ(Hilkka-Liisa Ahola,1920〜2009)

フィンランドの首都ヘルシンキの生まれです。1943年にARABIAで研修生として働いた後は複数のデザイン職を転々とします。1947年にARABIA社に正式に入社し、以降1974年までの27年間の間にHLAデザインと呼ばれる花柄や女性像をあしらったアトリエ作品を数多く手掛けます。彼女の作品は一つひとつがハンドペイントによるため同じものが二つとなく、とくに青・茶・黄色を明度を落として使用する暗褐色の作品が多く独特な色彩感覚に特徴があります。彼女が一躍有名になったのは1958年に発表されたクッカ(花)シリーズで、ハンドペイントで花が描かれた花瓶が大ヒットし1970年代まで生産が続けられています。1974年にARABIAは経営危機によってアートデパートメントを縮小し、それに伴い彼女もARABIAを退社しています。以降はフリーの立場でバティックと呼ばれるろうけつ染めの製作へと転身していきます。

ヒルッカ・リーサ・アホラの作品一覧はこちらからどうぞ

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