アラビアの刻印(バックスタンプ)年代別完全ガイド——裏面の印で製造年代を読み解く
アラビアのヴィンテージ食器を手にしたとき、まず気になるのが裏面の刻印(バックスタンプ)です。この刻印を読み解くことで、製造年代やデザイナー、さらには作品の希少性まで推定できます。
(北欧ヴィンテージ食器 バックスタンプ 裏面の刻印 年代判定)
バックスタンプとは
バックスタンプとは、食器の裏面(底面)に印刷・刻印されたメーカーのロゴや製造情報のことです。ブランド名、製造国、デザイナー名、パターン名、そして時には製造年を示す記号が含まれています。
アラビアの刻印 年代別変遷

創業期〜戦前(1873年〜1940年代)
初期のアラビアは王冠マークに「ARABIA」の文字を配したロゴを使用。この時期の製品は非常に希少で、コレクターズアイテムとして高い価値があります。
戦後〜黄金時代(1940年代〜1960年代)
「ARABIA FINLAND」に王冠マークを組み合わせた刻印が主流。「Made in Finland」の表記が加わるものも。カイピアイネンやカイ・フランクが活躍した黄金時代の作品です。
近代(1960年代〜1990年代)
王冠マークが簡略化され、よりモダンな書体の「ARABIA FINLAND」へ。パターン名やデザイナーのイニシャルが追記されるようになります。
ハックマン期(1990年代〜2000年代)
1990年にハックマン社がアラビアを買収。ロゴデザインが変更され、「ARABIA」の書体がよりシンプルになります。
イッタラ期(2000年代〜現在)
2004年以降、イッタラグループの一員として「ARABIA」ロゴにイッタラのマークが併記されるようになります。近年は「Iittala」ブランドへの統合が進んでいます。
デザイナーマークの読み方
(アラビア エミリア スクエアプレート ライヤ・ウオシッキネン)
多くのアラビア製品には、デザイナーのイニシャルやサインが刻印されています。例えば:
- BK = ビルガー・カイピアイネン
- KF = カイ・フランク
- UP = ウラ・プロコッペ
- RU = ライヤ・ウオシッキネン
- ET = エステリ・トムラ
年代特定のコツ
①ロゴの形状で大まかな年代を判断→②「Made in Finland」の有無で絞り込み→③デザイナーマークで作品を特定→④パターン名から具体的な製造期間を推定、という手順がおすすめです。不明な刻印があれば、お気軽にお問い合わせください。
→ アラビアの全商品 | カップ&ソーサー | プレート | 北欧食器の基礎知識