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ARABIA

箱付き ARABIA ビルガー・カイピアイネン(Birger Kaipiainen)アートプレート 21cm

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壁を飾る北欧の物語 ARABIAの記念プレート

フィンランドのARABIA社を代表する伝説的デザイナー、ビルガー・カイピアイネンが1960年代にデザインしたアートプレートです。アラビア社には量産品とは別に、一点物のアート作品を手掛ける社内アトリエが存在し、こちらの飾り皿もそこで制作されました。

貝殻の螺鈿を思わせる白い光沢が美しく、半世紀以上前の作品ながら製作当時の姿を保っています。背面にはカイピアイネンのサインがバックスタンプとしてプリントされ、希少性をさらに高めています。

カイピアイネンのデザインはシュルレアリスムの影響を強く受けており、名作「パラティッシ」は神話上の楽園をモチーフとした想像上の草花や果実を描いたものとして知られます。このアートプレートも同様に、特定の動植物をモデルにしておらず、彼の自由なイマジネーションによって生み出されたデザインです。1960年代中頃に制作されたもので、1969年発売の「パラティッシ」と通じる雰囲気を感じさせます。

カイピアイネンのアートプレートは数が少なく、ヴィンテージ市場でもめったに見かけなくなりました。アトリエ作品のため、同一デザインであっても完全に同じものは存在しないのも大きな魅力です。1950〜70年代の北欧デザインの隆盛期は「ミッドセンチュリー」と呼ばれますが、1980年代になると経済不況やコスト削減の影響により、こうした職人的な製法は急速に衰退していきました。カイピアイネンをはじめとする著名デザイナーの死去も重なり、北欧モダンは“冬の時代”を迎えることになります。

現在のARABIA社が復刻する食器は、当時のフォームやパターンを継承しながらも、東南アジアで大量生産されており、ヴィンテージとは色合いや釉薬の深みが異なります。かつては手作業による微妙な差異や支柱跡が残る一方で、抜群の色彩や味わいがありました。そうしたフィンランド産のアート作品は、21世紀の今となっては再現が難しく、過去の貴重な遺産と言えます。将来的には資産的な価値を持つ可能性も高いと思います。ぜひこの機会にご検討ください。

ARABIA — フィンランドが世界に誇る陶磁器の名窯

ヘルシンキのARABIA工場 1975年
1975年のARABIA工場(ヘルシンキ・アラビア地区)

1873年、スウェーデンのロールストランド社がヘルシンキに設立した分工場がARABIAの始まりです。当初はロシア帝国向けの陶磁器を生産していましたが、1917年のフィンランド独立後に完全なフィンランド企業となり、20世紀半ばにはフィンランド最大の陶磁器メーカーへと成長しました。

カイ・フランク
「フィンランドデザインの良心」カイ・フランク(1911–1989)

黄金時代を築いたデザイナーたち

カイ・フランク(1911–1989)は「フィンランドデザインの良心」と呼ばれ、キルタ(後のティーマ)やカルティオなど、無駄を削ぎ落とした機能美の名作を生み出しました。1949年にはARABIAのクラウンマーク(王冠のバックスタンプ)もデザインしています。

ウラ・プロコッペ(1921–1968)は、コバルトブルーの手描きが美しいバレンシア(1960–2002年)と、鉄粉を施した独特の土色が魅力のルスカ(1960年代–1999年)を手がけました。ルスカの粗い表面は日本の楽焼に似た風合いで、北欧と日本の美意識の近さを感じさせます。

ARABIA工場の陶芸家たち
ARABIA工場のアトリエで制作する陶芸家たち

このほか、ビルガー・カイピアイネン(1915–1988)は「装飾の王」と呼ばれ、名作パラティッシをはじめ華やかな装飾陶芸を制作。エステリ・トムラはフローラシリーズの植物画で知られ、ライヤ・ウオシッキネンも数多くの装飾パターンを手がけました。

ヴィンテージの見分け方 — バックスタンプ(刻印)ガイド

ARABIAのロゴマーク
ARABIAのマーク
  • 1874〜1930年頃:素地への型押し(インプレスト)が主流。1878年以降はフィンランドの紋章入りカラーマークも併用。
  • 1932〜1949年:クルト・エクホルムがデザインした「パイプスタンプ」。工場に導入された122mのトンネル窯を表現したデザイン。
  • 1949年〜現在:カイ・フランクがデザインしたクラウンマーク(王冠)。月桂樹の輪を逆さにして王冠に見立てた斬新なデザイン。1964年、1971年、1975年、1981年、2014年に更新。
  • 生産年の読み方:1940年代以降は月→年の順で数字が刻印。2等品にはローマ数字IIや色付きドットが付されます。
  • 2016年以降:ヘルシンキ工場は2016年3月に閉鎖され、現在はタイとルーマニアで生産。ヴィンテージ品はすべてフィンランド製で、「MADE IN FINLAND」の刻印があります。

■詳細スペック

  • メーカー:ARABIA / アラビア
  • デザイナー:Birger Kaipiainen / ビルガー・カイピアイネン
  • 年代:1960年代
  • 製造国:フィンランド
  • サイズ:横幅21.5cm 縦幅19.5cm 高さ2.5cm

■コンディション:★★★★★(5:完品)

割れや欠けや貫入がなくオリジナルのコンディションを留めた完品です。もともとのツヤと窯出し後の美したを留めたミントコンディションです。オリジナルの説明書と箱付きとなります。


■関連コレクション

ビルガー・カイピアイネン完全ガイド — 「装飾家の王」の生涯と作品

アラビア刻印年代別完全ガイド

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ビルガー・カイピアイネン(Birger Kaipiainen)

ビルガー・カイピアイネン(Birger Kaipiainen)

ビルガー・カイピアイネン(Birger Kaipiainen,1915〜1988年)

ボスニア湾沿岸のフィンランド南西部ポリ(Pori)の生まれです。フィンランドを代表するデザイナー、「デコレーターの王」と呼ばれています。幼少の頃に首都ヘルシンキに転居しますが、カイピアイネンは毎年夏をロシアのソルタヴァラという町でホームステイをして過ごしています。そこで養われた自然感や芸術性は終生彼に影響を与えることとなります。青年期カイピアイネンは小児麻痺を患い、その影響で生涯杖をついて歩くこととなります。右足が麻痺していたため自らの力でろくろを回し陶芸をすることが出来ませんでしたが、そのことがかえって独自の芸術的センスを磨くきっかけとなったともいわれています。

カイピアイネンはフィンランドの最高峰の芸術大学であるアールト大学芸術学部を卒業し、1937年にARABIAに就職、1954年から4年間はスウェーデンのロールストランドにも転籍しています。シンプルかつ飾らない北欧のモダンアートの全盛期において、カイピアイネンのデザインは装飾性に富み隅々まで描かれた細かい描写に特徴があります。時代の主流とは一線を画する独自の世界観を築いており、1969年にパラティッシを、1970年にはアピラ、1971年にはスンヌンタイをデザインしています。これらはいまなおアラビア社の復刻版で看板商品となっています。

ビルガー・カイピアイネン完全ガイド — 「装飾家の王」の生涯と作品についてさらに詳しく

ビルガー・カイピアイネンの作品一覧はこちらからどうぞ

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