アダム・ティルストルップがデザインした1950年代スウェーデンの名作ステンレスカトラリー「カプリ」
カプリ(Capri)は、スウェーデンのキッチンブランド、ニルスヨハン(NilsJohan)が展開したステンレスカトラリーのシリーズです。デザインを手がけたのはアダム・ティルストルップ(Adam Thylstrup)。1950年代に登場したとされるシリーズで、飾りのないまっすぐな柄と端正なプロポーションが、同時代の機能主義的な北欧デザインらしい佇まいをつくっています。
毎日の食卓で気兼ねなく使える実用のカトラリーとして、スウェーデンの家庭で長く親しまれてきました。ARABIAやロールストランドなど北欧ヴィンテージの食器との相性もよく、必要な本数だけお選びいただける複数在庫でご用意しています。
本品はテーブルスプーンです。全長約19cmとやや大ぶりなサイズで、スープや取り分けにもお使いいただけます。
ニルスヨハン(NilsJohan) — スウェーデンの家庭を支えたキッチンブランド
ニルスヨハン(NilsJohan)は1888年、アクセル・ゴットフリッド・ニルソンとレヴィン・ヨハンソンによってストックホルムに設立されました。当初は「ニルソン・オク・ヨハンソン(Nilsson och Johansson)」という社名でブリキ製品や家庭用品の卸売業として出発しましたが、第二次世界大戦中に金属の端材からカトラリーを製造するアイデアが生まれ、食器メーカーとしての歴史が始まりました。
1950年代から60年代にかけて黄金期を迎え、全ての商品に人名を付けるというユニークなマーケティング戦略で国民的ブランドへと成長しました。缶切りの「ロダ・クララ(Röda Clara)」、ケーキナイフの「ロベルタ(Roberta)」、カトラリーの「セッサン(Sessan)」など、スウェーデンの家庭に欠かせない存在となりました。
最盛期の1969年には従業員700名、商品数3,000点以上を擁するスウェーデン最大級のキッチン用品メーカーに成長しました。同社が運営した友の会「キッチンクラブ(Köksklubben)」には最盛期に120万人以上が参加し、大規模な展示イベント「楽しいキッチンパレード」にはストックホルム市庁舎に39,000人が来場するなど、戦後スウェーデンの家庭生活の近代化を象徴するブランドでした。1981年にGAB社に売却され、その後ハックマン(Hackman)を経て、現在はフィスカース(Fiskars)傘下のイッタラグループがブランドを保有しています。
■詳細スペック
- メーカー:NilsJohan / ニルスヨハン
- デザイナー:Adam Thylstrup / アダム・ティルストルップ
- シリーズ名:Capri / カプリ
- 素材:ステンレススチール
- 年代:1950〜1960年代
- 製造国:スウェーデン
- サイズ:全長 約19cm
※価格は1本あたりの金額です。複数本をご希望の場合は数量を変更してください。
■コンディション:★★★☆☆(3.5:良品)
使用感や保存による経年のスレは見られますが、オリジナルのステンレスの輝きを留めた良品です。本品は複数在庫です。在庫品はいずれも同程度のコンディションです。
