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Gustavsberg

グスタフスベリ プルーヌス スクエアプレート(小)

通常価格 ¥12,500
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リンドベリが描いた青いすもも ヴィンテージだけの鮮やかな発色

 

スウェーデンの名窯グスタフスベリのプルーヌスシリーズのヴィンテージのスクエアプレートです。プルーヌスシリーズはエッグカップやコーヒーカップが復刻されていますが、このスクエアプレートには復刻版はなくヴィンテージでしか入手できません。

プルーヌスシリーズはミッドセンチュリーと呼ばれる20世紀中期にデザインされたLLモデルを基本としています。これは無地の陶器の原型の名称で、プルーヌスやベルサなどの各シリーズは表面に圧着する転写紙の種類を変えることで生み出されました。

シリーズ名のプルーヌスはプラム(日本語では「すもも」)を意味し、円形に青い実をつけるすももが描かれています。ヴィンテージ版と復刻版の大きな違いは、ヴィンテージのバックスタンプには大きなプラムが描かれている点です。復刻版のバックスタンプは錨マークになっています。また、ヴィンテージ版のプラムの青色の鮮やかさが特徴的です。

バックスタンプにはVDNという品質保証マークが刻印されています。これはスウェーデンの製品には1951年から1973年までの間に刻印された、耐久性の試験をパスしたことを示すマークで、日本のJISマークに相当します。

クロモトリック — プルーヌスの転写印刷技法

グスタフスベリ工場でベルサの転写紙をカップに貼り付ける職人
グスタフスベリ工場でベルサの転写紙(デカール)をカップに貼り付ける職人

プルーヌスの模様はクロモトリック(kromotryck)と呼ばれる多色転写印刷で施されています。あらかじめ模様が印刷された転写紙(デカール)を水に浸して台紙から剥がし、素地に一枚ずつ手作業で貼り付けたあと焼成して定着させる技法です。プルーヌスでは青・緑・黒の3色が用いられています。

グスタフスベリ工場でのベルサの制作風景
グスタフスベリ工場でのベルサの制作風景。転写紙を圧着する作業台の様子

素材はフリント陶器(flintgods)です。フリント陶器とは火打ち石(フリント)を混ぜた多孔質の陶器で、グスタフスベリが日用食器の量産に用いた素材です。焼結しないため液体を吸収する性質があり、表面を釉薬で覆うことで防水性を確保しています。2009年から始まった復刻版はすべてボーンチャイナ(benporslin)で製造されており、素地の質感や重さがオリジナルとは異なります。

■詳細スペック

メーカー:Gustavsberg / グスタフスベリ
デザイナー:Stig Lindberg / スティグ・リンドベリ
シリーズ:Prunus / プルーヌス

年代:1962年〜1974年
製造国:スウェーデン
コンディション:★★★★☆(4.5:極美品)
本体内部底のプラムの絵にごくごく細かいペイントロスが見られますが、割れや欠けや貫入がない完品で、カトラリー跡がないため使用歴のないデッドストック品となります。背面の高台部に見られる茶気は製造時の支柱跡と焼け色となります。

■サイズ

縦横12.5cm 高さ3.5cm 

■デザイナーについて

スティグ・リンドベリ(Stig Lindberg,1916〜1982年)

スウェーデン北部の都市ウーメオー(Umeå)の生まれ。首都ストックホルムの美術大学コンストファック(Konstfack)で絵画を学び、1937年にグスタフスベリ社に入社する。当時の同社のデザイン部門を主導していたウィルヘルム・コーゲの薫陶を受け、12年後の1949年にはコーゲの跡を継いで同社のアートディレクターに就任する。以降リンドベリは20世紀中葉のスウェーデンのモダニズムの旗手として数々の作品を発表していく。リンドベリが活躍した時代のグスタフスベリ社は全盛期を迎え、今でも当時の作品は「ミッドセンチュリー」と呼ばれる黄金期の作として認知され、高い価値を持っている。

グスタフスベリ社には大量生産品のラインとは別に社内にG-StudionGスタジオ)と呼ばれるアトリエがあり、リサ・ラーソンなどの若手が一点物のアートピースの制作に勤しんでいた。リンドベリも若手たちと大いに腕をふるい多くのアトリエ作品を生み出している。リンドベリは1980年に第一線から引退し隠居先のイタリアでも工房を開くが、その2年後に客死している。

ヴィンテージの見分け方 — バックスタンプ(刻印)ガイド

グスタフスベリのロゴの歴史 1825年から1993年までのバックスタンプの変遷
グスタフスベリのバックスタンプの変遷(1825–1993年) 出典:Jane Fredlund, Stora antikboken, 2021

グスタフスベリの食器には裏面にバックスタンプ(刻印)が施されています。このスタンプのデザインは時代とともに変化しており、製造年代を特定する重要な手がかりとなります。1839年に採用された錨(アンカー)マークは現在まで同社のシンボルとして受け継がれています。1993年にオリジナルの食器生産が終了し、現在はHPF社が復刻版を製造しています。ヴィンテージ品はフリント陶器やフェルトスパット磁器で、復刻版のボーンチャイナとは素材が異なります。


■関連コレクション

グスタフスベリ完全ガイド — 偽物の見分け方

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