Jie Gantofta
ジイ・ガントフタ(Jie Gantofta)ターコイズブルーのコーヒーカップ・トリオ
ジイ・ガントフタ(Jie Gantofta)ターコイズブルーのコーヒーカップ・トリオ
スウェーデンの名窯ジイ・ガントフタのコーヒーカップ、ソーサー、プレートのトリオです。ガントフタは陶板で有名なメーカーですが、20世紀中葉には什器も小ロット製造していました。プレートやスパイスジャーなどが定番ですが、こちらは珍しい食器です。カップは半分より下はむき出しの陶土で上部にターコイズブルーの釉薬がかかっています。プレートは大サイズでケーキ皿というよりディナープレートほどの大きさがあります。ソーサーとプレートは素焼きではなく、茶色の釉薬がかかっています。
デザイナーはガントフタ社で什器のデザインを担っていたアニタ・ニールンドという人物です。こちらのトリオは60年代後半頃にデザインされたものではないかと思います。古い時代のガントフタの刻印は曲線を交えた台形で、陶板の四角形のサインとは異なるのも特徴です。アニタ・ニールンドはスウェーデンを代表する陶芸家のグンナー・ニールンドの娘で、リサ・ラーソンと同い年のデザイナーです。デザインに民族的な柄を用いたJanssons frestelse(ヤンソン氏の誘惑)シリーズで知られています。
全体的にゴツゴツとした粘土の質感がむき出しの荒々しい作りですが、チョコレート色の陶土にターコイズブルーの釉薬がよく冴えており、優れた色彩感覚によってつくられた器です。ガントフタ窯は多彩な色彩の陶板で製造していますが、釉薬の表現を得意としたメーカーであったことがよくわかります。
■詳細
メーカー:Jie Gantofta/ ジイ・ガントフタ
デザイナー:Anita Nylund / アニタ・ニールンド
年代:1960年代(推定)
生産国:スウェーデン
コンディション:★★★★☆(4:美品)
三点とも使用感がない美品のコンディションです。一点ごとに色味がだいぶ異なるため個別に撮影したものを出品しています。本品は複数在庫があるため複数セットお求めの方はお問い合わせください。三点とも表面には貫入が見られます。貫入とは焼成後の冷却工程で釉薬面に走るヒビです。本体そのもののダメージではありません。製品の特徴としてご理解ください。
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