グスタフスベリ フィリグラン(Filigran)ボウル
グスタフスベリ フィリグラン(Filigran)ボウル
スウェーデンを代表する陶器メーカーのグスタフスベリ社が製作したフィリグランというシリーズのボウルです。和食器にも馴染む茶碗のようなデザインです。同シリーズには2種類のデザインがあり、線が全体を覆うように連続するパターンと、こちらの水玉模様が放射状に散らばるパターンがあります。水玉模様のバージョンは比較的珍しいものです。
シリーズ名のフィリグランとはフィリグリー細工のことで、金や銀などを細い糸上にして金彩や銀彩を施す手法のことです。一見して黒い模様に見えますが、水玉模様は光に透かす銀色に輝きます。バックスタンプも同様に銀で描かれています。
本作は1951年の1年間しか製造されませんでした。明確な理由はわかりませんが、当時のグスタフスベリでは優れた陶器でも数年で製造が中止したシリーズが数多くあります。本作はかなりの薄造りのため製作の過程での焼損や破損が多かったと思われ、銀細工を施す手間などがコスト面に見合わなかったことから生産が続かなかったのではないかと考えられます。本国スウェーデンでも見かける機会が極めて少ないコレクターズアイテムです。
■詳細
メーカー:Gustavsberg / グスタフスベリ
デザイナー:Stig Lindberg / スティグ・リンドベリ
シリーズ名:Filigran / フィリグラン
年代:1951年
生産国:スウェーデン
コンディション:★★★★☆(4:美品)
高台の刻印が一部薄くなっています。割れ欠け貫入等のない良好なコンディションですがバックスタンプの薄れにご留意ください。
■サイズ:直径11.5cm 高さ4cm
■スティグ・リンドベリについて
スティグ・リンドベリ(Stig Lindberg,1916〜1982年)
リンドベリは北部スウェーデンの中心都市ウーメオー(Umeå)生まれ。ストックホルムの美術大学コンストファック(Konstfack)で絵画を学ぶ。1937年にグスタフスベリ社に入社し、師であるウィルヘルム・コーゲの薫陶を受け、12年後の1949年にはコーゲの跡を継いで同社のアートディレクターとなる。以降、リンドベリは20世紀中葉のスウェーデンのモダニズムの旗手として数々の作品を発表していく。リンドベリが活躍した時代のグスタフスベリ工房は全盛期を迎え、今でも当時の作品は「ミッドセンチュリー」と呼ばれる黄金期の作として認知され、高い価値を持っている。リンドベリの工房はG-Studion(Gスタジオ)と呼ばれ、若手の絵付け師たちが大いに腕をふるっていた。リンドベリは1980年に引退し、隠居先のイタリアでも工房を開くがその2年後に現地で死去している。
折りたたみ可能なコンテンツ
ご利用できるお支払い方法
- 各種クレジットカード
- Apple pay、Google Pay、Paypal
- コンビニ決済
- 銀行振込
- スマホ決済(QRコード決済)
お支払い方法の詳細についてはこちらのページをご覧ください。
発送日の翌日到着
当店の発送地は滋賀県です。北海道・沖縄県・離島・東北の一部を除く国内エリアは発送通知の翌日に到着します(天候不良等の場合を除く)。
ヴィンテージの評価
星★を用いたコンディションの評価の詳細については下記をご覧ください。
商品のサイズ感について
商品写真はコンディションがよく分かるように接写しています。そのため実際の商品は小さく感じられる場合があります。木のスプーンは商品の付属物ではなくサイズ比較用で、長さは13cmとなります。
送料について
送料は一律900円(10,000円以上のお買い物で送料無料)です。
※北海道・沖縄は送料1,400円(13,000円以上のお買い物で送料無料)となります。
International Shipping
We are offering international shipping to over 100 locations. Enjoy free shipping when you spend 200,000 JPY or more.