
「恋人」の名を持つ希少なBVモデル スウェーデン製三点セットのトリオ
ロールストランドの主力デザイナーであったマリアンヌ・ウエストマンの代表作モナミのティーカップです。Mon Amieとはフランス語で「恋人」という意味です。モナミにはお椀型のAモデルと、寸胴型のBVモデルがあります。こちらは後者のBVモデルで希少性の高い大きめの容量のティーカップサイズとなります。
バックスタンプにVDNという品質保証マークが刻印されており、1951年から1973年までの間に製造されたものであることを示しています。なお現在でもモナミは復刻版が製造されていますが、インドネシア産であり、こちらはスウェーデン国内で製造されたモナミのオリジナルのヴィンテージ品となります。
モナミの復刻版とオリジナルの大きな違いは下地の色にあります。復刻版は真っ白の地肌ですが、オリジナルはオフホワイトで落ち着いた色調です。また、青は復刻版では均一で鮮やかですが、オリジナルは手作業で着色しているため一つ一つ濃淡が異なり、群青のような濃さがあります。復刻版は白過ぎて青過ぎる側面もありますが、ヴィンテージは表情豊かで職人の息遣いが感じられる器となっています。
また、バックスタンプにも特徴があり、復刻版は"MON AMIE Marianne Westman Rörstrand"ですが、オリジナルはスウェーデン製のため必ずスタンプに”SWEDEN “と刻印されています。半世紀ほど前の北欧の器ですが、古い時代のものほど器としては芸術性があり優れたものとなっています。
雨の日に生まれた「恋人」

1940年代後半のある雨の日、若きデザイナー マリアンヌ・ウェストマンは、雨に濡れながら咲く白く可憐な野生のローズマリー(ラブラドール・ティー)をスケッチしました。

その4枚花弁の素朴な花が、後にモナミの青い花模様の原型となります。Mon Amieとはフランス語で「恋人」。1952年に発表されると瞬く間にスウェーデン中の食卓に広がり、ロールストランドの売上の半分以上を占めるほどの大ヒット作となりました。


ヴィンテージと復刻版の違い
現在流通している復刻版はインドネシア産の量産品です。地肌は真っ白で、青色は均一にプリントされています。一方、ヴィンテージのオリジナルはステンシル(型紙)技法で一つ一つ手作業で絵付けされたもの。オフホワイトの柔らかな地肌に、手仕上げならではの濃淡の異なる群青が重なり、同じものは二つとありません。
バックスタンプにも違いがあります。復刻版は「MON AMIE Marianne Westman Rörstrand」ですが、オリジナルには必ず「SWEDEN」の刻印が入っています。半世紀ほど前の北欧製の器ですが、古い時代のものほど芸術性に優れ、器としての完成度が高いのが特徴です。

「SWEDEN」の刻印あり

「Marianne Westman Rörstrand」
状態の良いヴィンテージは、年々少なくなっています。
■詳細スペック
- メーカー:Rorstrand / ロールストランド
- デザイナー:Marianne Westman / マリアンヌ・ウエストマン
- シリーズ名:Mon Amie / モナミ
- 年代:1951〜1973年
- 生産国:スウェーデン
- サイズ:直径11.5cm(持ち手含む)高さ6.6cm ソーサー直径15.8cm
■コンディション:★★★☆☆(3.5:良品)
ソーサーの高台受けとカップ底部は光に透かすと細かいスレが見られますが割れや欠けや貫入がなく製造時の姿をよく留めた良品となります。本品は複数在庫品となります。在庫品はすべて写真と同等のコンディションとなります。個別のコンディションをご確認の場合はチャットまたはメールにてお問い合わせください。
