ロールストランドの深草色 エリザベスでいちばん大きなオーブン皿
■詳細スペック
- メーカー:Rörstrand / ロールストランド
- デザイナー:Marianne Westman / マリアンヌ・ウェストマン
- シリーズ名:Elizabeth / エリザベス
- 年代:1961〜1980年
- 製造国:スウェーデン
- サイズ:縦幅37cm 横幅26.5cm 高さ5cm 縁までの深さ4cm
■コンディション:★★★★☆(4:美品)
割れや欠けはなく、製造時の姿をよく留めた美品です。使われずに保管されていたデッドストック品で、表面には光に透かすと保管中の重ね置きの跡が見られます。オーブン皿として使われた跡はありません。
■商品解説
スウェーデンの名窯ロールストランドのエリザベス(Elizabeth)シリーズのオーブン皿で、シリーズでもっとも大きなサイズです。デザインはマリアンヌ・ウェストマンで、1961年から1980年まで長く製造されました。ロールストランドの食器には鮮やかな色使いのものが多いなか、エリザベスは一際落ち着いた色合いのシリーズです。丸みを帯びたフォルムと全体をつつむ深草色のトーンが、可愛らしさと重厚感を両立させています。和の器とも洋の器とも合わせやすい色合いです。
縦37cm・横26.5cmの大きなオーブン皿で、オーブン料理を焼き上げてそのまま食卓へ運ぶために作られました。かなり大きなサイズですので、寸法をご確認ください。
ロールストランド — ヨーロッパ屈指の歴史をもつ窯、300年の伝統

1726年、ストックホルムに設立されたロールストランドは、スウェーデン最古の陶磁器工場です。スウェーデン王室の支援のもと、ファイアンス焼きから始まり、やがてボーンチャイナ、フリント陶器へと技術を発展させました。1926年にヨーテボリ、1936〜39年にリードヒェーピングへと工場を移転し、2005年12月30日にスウェーデン国内での生産を終了しました。ブランドは現在もフィスカース(Fiskars)グループ傘下で存続しています。

ロールストランドを彩った名デザイナーたち
マリアンヌ・ウェストマン(1928–2017)は1950年から1971年までロールストランドに在籍し、青い花柄のモナミ(1952年〜)や、大胆なポップアートのようなピクニック(1956年〜)など、スウェーデンで最も愛される食器シリーズを生み出しました。
グンナー・ニールンド(1904–1997)はストーンウェアの巨匠として知られ、深みのある釉薬のアート陶芸で国際的な評価を獲得。カール=ハリー・ストールハーネ(1920–1990)も30年以上にわたりロールストランドでスタジオ作品と量産食器の両方を手がけました。

1930年にはルイーズ・アーデルボルグ(1885–1971)がストックホルム博覧会で発表した「ナショナルサービス」(後のスウェディッシュ・グレース)が、スウェーデン王室や大使館で愛される名品となりました。
ヴィンテージの見分け方 — バックスタンプ(刻印)ガイド

- 1730〜1884年:「Stockholm」または「Rörstrand」の手書き・型押し。絵付け師のイニシャルや年号が添えられることも。
- 1884〜2000年:ロールストランドの象徴的な「三つの王冠」マーク。イタリック体の工場名の周りにスウェーデンの紋章が配されたデザイン。1937年以降は3桁の数字コード(最初の2桁が製造年、3桁目が年内の時期)で年代特定可能。
- 2000年〜現在:王冠をかぶった「R」のシンプルなマーク。2005年にスウェーデンでの生産終了後も使用。
- ヴィンテージ品の特徴:「SWEDEN」または「MADE IN SWEDEN」の刻印はスウェーデン工場製の証。リードヒェーピング工場閉鎖(2005年)以前の製品は、手仕事の温もりと北欧デザインの黄金期の品質を持つ貴重なヴィンテージ品です。










