Gustavsberg
グスタフスベリ エマ(Emma)ティーカップ&ソーサー
グスタフスベリ エマ(Emma)ティーカップ&ソーサー
スウェーデンの名窯グスタフスベリ(Gustavsberg)エマシリーズのティーカップです。グスタフスベリ社は絵柄と配色という二つの要素で著名な食器を生み出してきました。フォルムデザインは北欧モダンの旗手スティグ・リンドベリが、パターンデザインはポウル・ホフが担当しました。ホフは日の丸をモチーフにしたJapan(ヤーパン)という作品も発表しており、オリエンタルなデザインを好む作家です。全体的に落ち着いた色の点描でりんごの花が描かれています。同シリーズにはコーヒーカップもありますが、こちらは比較的珍しい大きなサイズのティーカップとなります。バックスタンプにVDNという品質保証マークが刻印されており、1973年までの間にスウェーデン国内で製造されたものであることを示しています。
■詳細
メーカー:Gustavsberg / グスタフスベリ
フォルムデザイン:Stig Lindberg / スティグ・リンドベリ
パターンデザイン:Paul Hoff / ポウル・ホフ
シリーズ名:Emma / エマ
年代:1961年〜1973年
生産国:スウェーデン
コンディション:★★★★☆(4:美品)
ソーサー表面には光に透かすと写真に映らない程度のカトラリー跡が見られます。カップは転写の圧が弱くソーサーよりも色味が少し薄く感じられます。カップ、ソーサーともにほとんど使用されなかった美品ですが、色味の違いにご留意ください。
■スティグ・リンドベリについて

スティグ・リンドベリ(Stig Lindberg,1916〜1982年)
リンドベリは北部スウェーデンの中心都市ウーメオー(Umeå)の生まれで、ストックホルムの美術大学コンストファック(Konstfack)で絵画を学んでいます。1937年にグスタフスベリ社に入社し、師であるウィルヘルム・コーゲの薫陶を受け、12年後の1949年にはコーゲの跡を継いで同社のアートディレクターとなりました。以降、リンドベリは20世紀中葉のスウェーデンのモダニズムの旗手として数々の作品を発表していきます。リンドベリが活躍した時代のグスタフスベリ工房は全盛期を迎え、今でも当時の作品は「ミッドセンチュリー」と呼ばれる黄金期の作として認知され、高い価値を持っています。リンドベリの工房はG-Studion(Gスタジオ)と呼ばれ、若手の絵付け師たちが大いに腕をふるいました。リンドベリは1980年に引退し、隠居先のイタリアでも工房を開きますがその2年後に現地で死去しています。
■ポウル・ホフについて

ポウル・ホフ(Paul Hoff,1945年〜 )
ホフはストックホルムの生まれで、1963〜68年までストックホルムの美術大学コンストファック(Konstfack)で学び、1969年から1974年までGustavsbergに在籍していました。リサ・ラーソンが同社を退社した後には、動物の陶器像のデザインにも携わっています。現在はスウェーデン南部のトランフェ(Transjö)に自らのガラス工房を構えています。
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