【商品紹介】
Malvaとはゼニアオイという多年生の植物で、本来は紫の花をつけます。その花がらを模して、赤い色に大胆に塗り替えを行ったヴョルクィストの感性が見え隠れします。均等に配置した花柄を、幼稚にならないように芸術的に配置するのはなかなか難しいことですが、色やフォルムを通じて見事にそれを達成しているところのに本製品の魅力があります。
【アーティスト】カリン・ヴョルクィスト（Karin Bjorquist）
【年代】1960年代
【コンディション】★★★☆☆（3.5：良品）
クリーマーの取っ手下部に製造時の気泡、その周辺にケバが見られます。また内部に焼成時に出来た黒点が見られます。シュガーポットのバックスタンプの周辺に気泡が見られます。2点とも高台には経年の使用感が見られますが、製造時の瑕疵を除けば、ヴィンテージ品としては良好なコンディションです。
【サイズ】
クリーマー直径：7.5cm
クリーマー高さ：7.5cm
シュガーポット直径：9.8cm
シュガーポット高さ：6.7cm
【製造】Gustavsberg（グスタフスベリ）
【生産国】スウェーデン
カリン・ヴョルクィスト（Karin Bjorquist）
カリン・ヴョルクィスト（Karin Bjorquist，1927〜2018年）
スウェーデン西部ヴェルムランド郡のセフレ市の出身。ストックホルムの美術大学コンストファックで学び、卒業後の1950年にグスタフスベリに入社する。始め同社のアートディレクターであったヴィルヘルム・コーゲのもとでアシスタントを務める。グスタフスベリには1986年までの在籍しており、その間にインディゴ、コボルト、マルヴァ、デリカテスシリーズなどを考案する。ひし形のマークを随所に配したスヴァルトルーター（Svart Ruter）シリーズおよび深緑の重厚な器のヴァルダグ（Vardag）シリーズはロングラン作品となっている。
ヴョルクィストの最大の作品はノーベル賞90周年を記念したデザインしたノーベルヴィッセン（Nobelservisen）が知られており、彼女のデザインした食器は現在でもノーベル授賞式の晩餐会で使用されている。