グスタフスベリ
グスタフスベリ(Gustavsberg)プリズマG(Prisma G)ティーカップ&ソーサー
グスタフスベリ(Gustavsberg)プリズマG(Prisma G)ティーカップ&ソーサー
受取状況を読み込めませんでした
■商品紹介
グスタフスベリのプリズマGのコーヒーカップとソーサーです。スティグ・リンドベリがフォルムをデザインし、ビビ・ブレガーがデザインを担当しました。わずか3年間しか製造されなかった希少なものです。Prismaシリーズには赤色の”R”と灰色の”G”の二種類があり、こちらはG(グレー)となります。RよりGはアンティーク市場での流通が少なく、本国スウェーデンにおいてもほとんど見かけることがない希少なものとなっています。
■詳細
メーカー:Gustavsberg / グスタフスベリ
シリーズ名:Prisma / プリズマ
フォルムデザイン:Stig Lindberg / スティグ・リンドベリ
パターンデザイン:Bibi Breger / ビビ・ブレガー
年代:1955年〜1957年
生産国:スウェーデン
コンディション:★★★☆☆(3:並品)
カップ取手下部の右側にヒビがあり、汚れの入り込みが見られます。またソーサーにわずかに欠けが一箇所見られます。また製造工程によるものとして、カップ外側の底部に釉薬が泡立っている箇所があり、カップ側面のペイントの貼り付けにずれ込みがわずかに見られます。
■サイズ カップ幅11.5cm(取手含む) 高さ5.5cm ソーサー直径15.5cm
■スティグ・リンドベリについて

スティグ・リンドベリ(Stig Lindberg,1916〜1982年)
リンドベリは北部スウェーデンの中心都市ウーメオー(Umeå)の生まれで、ストックホルムの美術大学コンストファック(Konstfack)で絵画を学んでいます。1937年にグスタフスベリ社に入社し、師であるウィルヘルム・コーゲの薫陶を受け、12年後の1949年にはコーゲの跡を継いで同社のアートディレクターとなりました。以降、リンドベリは20世紀中葉のスウェーデンのモダニズムの旗手として数々の作品を発表していきます。リンドベリが活躍した時代のグスタフスベリ工房は全盛期を迎え、今でも当時の作品は「ミッドセンチュリー」と呼ばれる黄金期の作として認知され、高い価値を持っています。リンドベリの工房はG-Studion(Gスタジオ)と呼ばれ、若手の絵付け師たちが大いに腕をふるいました。
■ビビ・ブレガーについて

ビビ・ブレガー(Bibi Breger,1927〜2014年)
ビビはストックホルムから100キロほど離れたファーガシュタ(Fagersta)という田舎町で生まれました。首都ストックホルムの美術大学コンストファック(Konstfack)でテキスタイル・デザインを学び、在学中からデザインの仕事を請け負うようになります。彼女の夫のカール=アルネ・ブレガー(Carl-ArneBreger)も著名なプロダクトデザイナーで、卒業後は夫と共に働きデザイナーとして独り立ちしていきます。あるとき夫の勧めでグスタフスベリ工房で専属のデザイナーとして働く機会を得ました。1953〜1957年という僅かな期間でしたが、その間にビビが提供したデザインが後世に傑作として引き継がれて行くことになります。Prisma、Lotus、Salixなどは人気があるパータンデザインとなっています。グスタフスベリを退社後は夫とブレガーデザイン(BregerDesignAB)社を起業し、南部マルメに拠点を構えました。夫カールの著名なプロダクトデザインはその後に多く生みだされており、ビビの力量に支えられていたことを感じさせます。
星★を用いたコンディションの評価の詳細については下記をご覧ください。


















