フィンランドのガラス作家の王様であるオイバ・トイッカの鳥の置物です。本作は1994年にヌータヤルヴィの200周年モデルとして製作された作品の復刻版となります。まだら模様が特徴的な作品で、Toikka iittalaのサインが刻まれています。ヌータヤルヴィは後にARABIAと同一資本となり、現在の復刻版はイッタラ傘下となっています。こちらは合併後に少量製作された復刻版で、2013年に300体限定で復刻されたものと推測します。2019年にも本作は300体限定で再販されています。限定版はふっくらとした胴体で、くちばしの鋭さに特徴があります。復刻版はオリジナルよりも生産数が少ないためかえって希少なものとなります。
■詳細スペック
メーカー：iittala / イッタラ
デザイナー：Oiva Toikka / オイバ・トイッカ
シリーズ：Pekkasiini / ペッカシーニ
年代：2013年
生産国：フィンランド
コンディション：★★★★☆（4.5：極美品）
底部に光に透かすと極々わずかなスレが見られますが、割れや欠けがなくオリジナルのシールも残っている極美品のコンディションとなります。
■サイズ
横幅21cm 奥行き9cm 高さ13.5cm
オイバ・トイッカ（Oiva Toikka）
オイバ・トイッカ（Oiva Toikka，1931〜2019年）
フィンランドの偉大なガラスデザイナーのひとりである。彼の想像力に富み、味わい深く大胆なガラスアートは、北欧デザインの主流からは距離を置いている。トイッカの芸術活動はガラスのみならず、舞台演出、ファッションデザイン、プラスティックのインテリアデザインにも及んでいる。カイ・フランクデザインアワードやプリンス・ユージン・メダルをはじめ、数々の名誉あるアワードを受賞しており、1993年にはフィンランドから芸術名誉教授の称号も授与されている。イッタラのためにデザインしたシリーズ「バード・バイ・トイッカ」は、トイッカのガラスの特性に関する専門知識とアーティストとしての想像力が結集したものである。ユニークでカラフルな鳥は全てガラス職人による手作りで、世界中のコレクターを魅了している。