ベルサ(Berså)シリーズ
スウェーデンの老舗食器メーカー、グスタフスベリの定番シリーズのベルサ(Berså)。ベルサは1961年にスウェーデンを代表するミッドセンチュリーの巨匠スティグ・リンドベリ(Stig Lindberg)によってデザインされました。
Berså(ベルサ、ベショー、ベルショー)とは近年のスウェーデン語ではあまり使用されませんが「東屋(あずまや)」の意味です。庭園や公園など一息つくために設けられる休憩所です。
北欧は一年の半分が冬といっても過言ではない地域です。そして寒さが厳しいだけでなく、冬場の日照時間は4〜5時間程度しかありません。北欧食器の特徴はそのような冬の日であっても温かみが感じられるデザインに溢れている点です。ベルサの青々とした緑は、食卓にいつでも新緑の彩りと爽やかな風をもたらす不思議な魅力を持っており、まさに北欧食器を代表するデザインです。
ベルサには復刻版もありますが、復刻版はヴィンテージに比べて浅い緑色で葉っぱの形も均一です。ヴィンテージの特徴は緑色の鮮やかさと一枚一枚の葉っぱに微妙な揺らぎが見られる点です。またバックスタンプは、ヴィンテージのベルサは美しい独自のデザインとなっています。復刻版のバックスタンプは同社の錨のマークとなっており、ベルサのオリジナルのバックスタンプはなくなっています。