ヘルシンキの生まれ。1951年にARABIAに入社し93年までの長きに渡ってデザインを担当する。彼女の代表的なデザインは秋の草花をイメージした”Tea for Two”、抽象的な栗色の縦線を配した”Kosmos”シリーズ、半分に切ったりんごを描いた"Fructus"、サウナマグシリーズなどであり現在でも愛好者が多い。大量製造のラインとは別にAteljer GOGという芸術部門を担当し、GOG作品と呼ばれる一点ごとに特色があるハンドペイント陶器の制作監修も務めている。ペイントの色使いが独特で北欧ヴィンテージ食器ならではの陰影のある色彩感覚が見られる。詳細はブログ記事『北欧食器と陰翳礼讃』を参照。