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Rörstrand

ロールストランド クリーマー

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スウェーデンの老舗名窯が紡いだ 北欧ヴィンテージの逸品

北欧の代表的な陶器メーカー、ロールストランドが1960年代に製造したクリーマーです。本体には特にシリーズ名はありませんが、同フォルムのクリーマーはIrene(イレーネ)シリーズで製造されていることから60年代ごろに製造されたものだと思います。正面に常緑樹のツタと背面に灰色のカエデの葉っぱが描かれています。比較的使い勝手がよいもので小さめの片手鍋としても使用されていました。耐熱容器なので直火にかけたり、クリーマーとしてミルクの泡立て用などに造られたものです。

ロールストランド — ヨーロッパ最古級の磁器工房、300年の伝統

1897年ストックホルム展示会のロールストランド
1897年ストックホルム総合芸術産業展示会でのロールストランドのスタンド

1726年、ストックホルムに設立されたロールストランドは、スウェーデン最古の陶磁器工場です。スウェーデン王室の支援のもと、ファイアンス焼きから始まり、やがてボーンチャイナ、フリント陶器へと技術を発展させました。1926年にヨーテボリ、1936〜39年にリードヒェーピングへと工場を移転し、2005年12月30日にスウェーデン国内での生産を終了しました。ブランドは現在もフィスカース(Fiskars)グループ傘下で存続しています。

マリアンヌ・ウェストマン 1950年代
ロールストランドのデザイナー、マリアンヌ・ウェストマン(1928–2017)

ロールストランドを彩った名デザイナーたち

マリアンヌ・ウェストマン(1928–2017)は1950年から1971年までロールストランドに在籍し、青い花柄のモナミ(1952年〜)や、大胆なポップアートのようなピクニック(1956年〜)など、スウェーデンで最も愛される食器シリーズを生み出しました。

グンナー・ニールンド(1904–1997)はストーンウェアの巨匠として知られ、深みのある釉薬のアート陶芸で国際的な評価を獲得。カール=ハリー・ストールハーネ(1920–1990)も30年以上にわたりロールストランドでスタジオ作品と量産食器の両方を手がけました。

グンナー・ニールンド
ストーンウェアの巨匠グンナー・ニールンド(1904–1997)

1930年にはルイーズ・アーデルボルグ(1885–1971)がストックホルム博覧会で発表した「ナショナルサービス」(後のスウェディッシュ・グレース)が、スウェーデン王室や大使館で愛される名品となりました。

ヴィンテージの見分け方 — バックスタンプ(刻印)ガイド

ロールストランド工場 1896年
1896年のロールストランド工場
  • 1730〜1884年:「Stockholm」または「Rörstrand」の手書き・型押し。絵付け師のイニシャルや年号が添えられることも。
  • 1884〜2000年:ロールストランドの象徴的な「三つの王冠」マーク。イタリック体の工場名の周りにスウェーデンの紋章が配されたデザイン。1937年以降は3桁の数字コード(最初の2桁が製造年、3桁目が年内の時期)で年代特定可能。
  • 2000年〜現在:王冠をかぶった「R」のシンプルなマーク。2005年にスウェーデンでの生産終了後も使用。
  • ヴィンテージ品の特徴:「SWEDEN」または「MADE IN SWEDEN」の刻印はスウェーデン工場製の証。リードヒェーピング工場閉鎖(2005年)以前の製品は、手仕事の温もりと北欧デザインの黄金期の品質を持つ貴重なヴィンテージ品です。

■詳細スペック

  • メーカー:Rörstrand / ロールストランド
  • 年代:1960年代(推定)
  • 製造国:スウェーデン

■コンディション:★★★★★(5:完品)

使用歴のない完品です。器としての出来栄えもよくオリジナルの姿をよく留めているミントコンディションです。


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