野の花と一匹の蝶 ジイ・ガントフタの縦長の陶板
■詳細スペック
- メーカー:Jie Gantofta / ジイ・ガントフタ
- デザイナー:Aimo Nietosvuori / アイモ・ニエトスヴオリ
- 作品名:蝶とギョリュウモドキ
- 年代:1960年代
- 製造国:スウェーデン
- サイズ:縦26.5cm 横13.5cm 厚み1.5cm
■コンディション:★★★★☆(4.5:極美品)
製造時の姿をよく留めた良好な状態です。表面の右上に、焼成のときに付いた透明釉の小さな飛びが薄く見られます。
■商品解説
スウェーデンのジイ・ガントフタの陶板です。ギョリュウモドキ(ツツジ科の低木)を主役に、背景にはイネ科の野草、ワンポイントに一匹の蝶が描かれています。ガントフタの陶板の多くは縁まで釉薬で仕上げられていますが、このシリーズは比較的古い時代のもので、色を付けた部分のほかは素焼きのままの仕上げです。一枚に複数の植物を描き込んでいるのがこのシリーズの特徴で、通常の陶板より大きな縦長の作品です。
Jie Gantofta — スウェーデン南部が生んだ手描きセラミックの宝庫
1942年、スウェーデン南部ヘルシングボリでヨン・エヴェルト・ヨンソン(通称「Jie」)が創業したJie Gantofta。1944年にガントフタへ移転し、1952年から本格的な陶磁器の生産を開始しました。
当初は日用食器を手がけていましたが、1960年代半ばからは装飾陶器に特化。壁掛けタイル、オブジェ、キャンドルホルダーなど、自然モチーフを手描きで仕上げた温かみのある作品で知られるようになりました。
Jie Gantoftaを代表するデザイナーたち
Jie Gantoftaの最も重要なデザイナーは、フィンランド出身のアイモ・ニエトスヴオリ(1933年〜)です。1967年からJieのためにデザインを始め、約1,300点もの作品を生み出しました。彼の植物や自然をテーマにした壁掛けタイル「ボタニカ」シリーズは、Jie Gantoftaの歴代ベストセラーとなりました。
このほか、エルシ・ボウレリウスは「スコーネの少女(Skånetösen)」などのオブジェで、アンニカ・キールマンは花柄の壁掛けタイルで人気を博しました。創業者の息子スタファン・ヨンソンは鳥をモチーフにしたデザインやWWFコレクションを手がけています。
Jie Gantoftaの刻印について
- マーク:作品の裏面に「JIE」または「Jie」と「SWEDEN」(または「Gantofta Sweden」)が型押し。
- 品番:各デザインに固有の番号(例:No.791, No.841, No.876など)が裏面に刻印されています。
- 手描き表記:初期の作品には「Hand painted」の表記があるものも。
- 操業期間:1942〜1992年の50年間のみ。1992年に創業者が亡くなり倒産したため、すべての製品がスウェーデン製のヴィンテージ品です。




