ビビ・ブレガー(Bibi Breger)
ビビ・ブレガー(Bibi Breger,1927〜2014年)
スウェーデンの首都ストックホルムから北に100キロほど離れたファーガシュタ(Fagersta)という町の生まれ。同国の著名な芸大であるコンストファック(Konstfack)美術大学でテキスタイル・デザインを学びつつ、在学中からデザインの仕事を請け負うようになる。夫のカール=アルネ・ブレガー(Carl-ArneBreger)も有名なプロダクト・デザイナーとして知られている。
ビビのグスタフスベリの在籍は1953〜1957年という僅かな期間であったが、その間にプリズマ(Prisma)、ロータス(Lotus)、サリックス(Salix)など現代に残るパータンデザインを考案している。グスタフスベリ退社後は夫とブレガーデザイン社(Breger Design AB)を起業し、スウェーデン南部マルメに拠点を構えている。夫カールの著名なプロダクトデザインは起業後に数多く生みだされており、背景にはビビの力量があったことを大いに感じさせる。