シグネ・ペション=メリン(Signe Persson-Melin)

シグネ・ペション=メリン

シグネ・ペション=メリン(Signe Persson-Melin,1925〜2022年)

スウェーデン南部トメリッラ(Tomelilla)の生まれ。ストックホルムの美術大学コンストファック(Konstfack)やデンマークのコペンハーゲン美術工芸学校で陶芸を学びました。

H55と国際的名声

1955年のヘルシンボリ住宅博覧会H55で発表した作品が注目を集め、スウェーデンを代表するデザイナーとしての地位を確立。以後、陶芸にとどまらず、ガラス、テキスタイル、カトラリーなど多岐にわたる素材とジャンルを横断しながら、60年以上にわたって創作活動を続けました。

多彩な協業

ロールストランド(Rörstrand)ではストーンウェアの作品を、コスタ・ボダ(Kosta Boda)ではガラス作品を、ヘガネス(Höganäs)では日用陶器のシリーズをデザインするなど、北欧を代表する窯やメーカーと数多くの協業を行いました。ボダ・ノヴァ(Boda Nova)社のためにデザインしたステンレス製カトラリー「ビュッフェ(Buffé)」シリーズは、手になじむやさしいフォルムで知られる代表作のひとつです。

デザイン哲学と評価

「ものには人を惹きつけるカリスマがなければならない」という信念のもと、機能性と有機的な美しさを兼ね備えた作品を生涯にわたって制作し続けました。素材の持つ質感を活かし、手仕事の温もりを大切にする姿勢は、北欧デザインの精神そのものといえます。スウェーデン政府よりプリンス・エウシェン・メダルを授与されるなど、北欧デザイン史において極めて重要な存在です。

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