カリン・ヴョルクィスト(Karin Bjorquist)

カリン・ヴョルクィスト(Karin Bjorquist,1927〜2018年)
スウェーデン西部ヴェルムランド郡のセフレ市の出身。ストックホルムの美術大学コンストファックで学び、卒業後の1950年にグスタフスベリに入社する。始め同社のアートディレクターであったヴィルヘルム・コーゲのもとでアシスタントを務める。グスタフスベリには1986年までの在籍しており、その間にインディゴ、コボルト、マルヴァ、デリカテスシリーズなどを考案する。ひし形のマークを随所に配したスヴァルトルーター(Svart Ruter)シリーズおよび深緑の重厚な器のヴァルダグ(Vardag)シリーズはロングラン作品となっている。
ヴョルクィストの最大の作品はノーベル賞90周年を記念したデザインしたノーベルヴィッセン(Nobelservisen)が知られており、彼女のデザインした食器は現在でもノーベル授賞式の晩餐会で使用されている。