リサ・ラーソンによるユニークピース（一点物）です。両腕で額を覆うようなポーズと、わずかに結んだ口元が、静かな内面の動きを伝えます。動物や子ども像の可愛らしさで知られるリサですが、ここでは“聴く／祈る／思索する”といった人の内面をテーマに、抽象と具象の間を行き来する表現が際立ちます。
師スティグ・リンドベリの系譜にあるシュルレアリスム的感性を受け継ぎながらも、量産品とは異なる、手仕事の偶然性と個の強さが前面に出た一作です。
素材はシャモット炻器です。一度焼いた粘土を粉砕した“シャモット”を土に練り込むことで、荒々しい土味と高い強度を両立しています。表面には指の押し跡やヘラの走りが生き、肌理（きめ）に沿って微細な発色が現れています。胴部に淡くのる緑のにじみは、胎土の鉱物分が高火度で反応して生まれた自然な色調で、苔むした石を思わせる景色をつくっています。指先は細いヘラで丹念に整えられ、眠たげにも、むっとした表情にも読み取れる“余白のある顔”が見る者の解釈を促します。
底部に「LISA L 90」の刻銘があります。1990年、リサ・ラーソン59歳の年の制作であることを示します。コンディションはとても良好で、制作当時の趣をよく保っています。
■詳細スペック
デザイナー：Lisa Larson / リサ・ラーソン
年代：1990年（推定）
コンディション：★★★★★（5：完品）
制作当初の姿をとどめた完品のコンディションです。制作由来の土味・釉薬のムラやピンホール等は作品の個性です。
■サイズ
高さ13cm 横幅9.5cm 奥行き13cm
丽莎·拉尔森
丽莎·拉尔森 (1931-2024)
代表瑞典的世界著名陶瓷艺术家。他出生在瑞典南部斯莫兰地区克鲁努贝格县阿姆胡尔特区的哈伦达村，该村人口约 500 人。
她年轻时立志成为一名服装设计师，但进入哥德堡艺术大学后，她学习了陶瓷。有一天，他在一场比赛中被Stig Lindberg发掘，经过一年的试用期，他正式加入Gustavsberg担任设计师。不久之后，他于 1955 年推出了 Lilla 动物园系列，并于 1964 年设计了以狮子雕像而闻名的 Afrika 系列。
除了Gustavsberg之外，Lisa Larsson还为Höganäs、国内零售巨头Åhléns以及德国陶器制造商Rosenthal提供了设计。 1979年离开古斯塔夫斯贝格后，他活跃在各个领域，同时继续自由地从事他的创作活动，在与公司自愿签订合同的情况下担任自由艺术家，而不是作为独家雇员。 1979年和1981年，他在东京西武百货店举办个展，据说1981年的个展吸引了7万名参观者。
