リサ・ラーソンが1978年にグスタフスベリ社内に設けた工房「Gスタジオ（G-Studion）」で制作された、一点もののユニークピース「飾り皿」です。20世紀を代表する陶芸家であるリサ・ラーソンが、自らの手で一筆一筆を丁寧に着色し、力強いヘラ使いで紋様を刻み込んでいます。
表面に描かれた図柄は、恐らく鳥と卵をモチーフとしていると考えられます。彼女の代表作にはイソシギの陶板や鳥の巣の陶板があり、いずれも親鳥と卵のモチーフが用いられています。本作では、大きく羽ばたく翼とともに、中央には青い釉薬で仕上げられた球体が配置され、独自の表現が施されています。
また、プレート中央に向かって落ち込む傾斜と、表面に緑色で描かれた網目模様からは、羽ばたく親鳥と孵化前の卵の姿が示唆されていると考えられます。
リサ・ラーソンは1979年にグスタフスベリを退社しフリーランスとして活躍していますが、本作には「LISA 78 SWEDEN」と刻まれており、退社前年の1978年の作品であることが窺えます。技術的に成熟し、これから世界へ羽ばたく時期に制作されたアートプレートと言えるでしょう。
近年、2024年の逝去を契機にリサ・ラーソン作品の価値は大幅に上昇し、ヴィンテージ市場では急激な価格高騰が見られます。特にユニークピースはその価値が著しく、同価格での入手は今後困難になると予想されます。この機会にぜひご覧ください。
メーカー： Gustavsberg / グスタフスベリ
デザイナー：Lisa Larson / リサ・ラーソン
年代：1978年
生産国：スウェーデン
コンディション：★★★★★（5：完品）
割れや欠けがない完品です。縁の一箇所に製造工程によって生じた肉割れが見られますがリサ本人の検品を通じて出荷されたものとなります。作品の完成度は非常に高い傑作ユニークピースです。
直径27cm 高さ7cm
丽莎·拉尔森 (1931-2024)
代表瑞典的世界著名陶瓷艺术家。他出生在瑞典南部斯莫兰地区克鲁努贝格县阿姆胡尔特区的哈伦达村，该村人口约 500 人。
她年轻时立志成为一名服装设计师，但进入哥德堡艺术大学后，她学习了陶瓷。有一天，他在一场比赛中被Stig Lindberg发掘，经过一年的试用期，他正式加入Gustavsberg担任设计师。不久之后，他于 1955 年推出了 Lilla 动物园系列，并于 1964 年设计了以狮子雕像而闻名的 Afrika 系列。
除了Gustavsberg之外，Lisa Larsson还为Höganäs、国内零售巨头Åhléns以及德国陶器制造商Rosenthal提供了设计。 1979年离开古斯塔夫斯贝格后，他活跃在各个领域，同时继续自由地从事他的创作活动，在与公司自愿签订合同的情况下担任自由艺术家，而不是作为独家雇员。 1979年和1981年，他在东京西武百货店举办个展，据说1981年的个展吸引了7万名参观者。
除了大规模生产线外，古斯塔夫斯堡还有一个名为 G-Studion 的部门。 Willhelm Koge、Stig Lindberg 和 Lisa Larsson 等著名设计师都在这里创作了他们的艺术作品。
G Studio 成立于 1942 年，是一群艺术家、设计师、工匠和插画家，其活动范围从创意工作到展览陶瓷、公共空间艺术制作和工业设计。它一直运营到 1993 年，并作为“美学实验室”。它还负责为古斯塔夫斯堡批量生产的产品提供设计理念。
G-Studio 是古斯塔夫斯贝格一座陶瓷工厂旧建筑内经过翻新的工作室，是 100 多名艺术家和工匠的聚集地。可以毫不夸张地说，古斯塔夫斯堡20世纪的陶瓷传统就起源于这里。它是瑞典艺术和设计界的核心，也是新创造力的滋生地。
G Studio的每件作品都是手工制作，并且有视频展示制作过程。视频中，一名戴着圆形眼镜的男子是设计师斯蒂格·林德伯格(Stig Lindberg)。在右侧，您可以看到工作室总监 Willhelm Koge。
