シルビア・レウショヴィウス(Sylvia Leuchovius)
シルビア・レウショヴィウス(Sylvia Leuchovius,1915〜2003)
スウェーデン南部スモーランド地方の生まれ。もともとは服飾デザイナーを志しており洋裁の仕事に就いていたが、30歳のときに南西部のヨーテボリ大学芸術学部でアートグラフィックを学んだことがキッカケとなりロールストランド社に転職する。社内でも陶板や静物画を描いたアート作品を製造するなど、大量生産ラインとは一線を画する独特な芸術家としての地位を確立していく。デザイナーとしては異色の経歴だが、ロールストランド社の250周年モデルのデザインを任されるなど、社内では最大級の評価がされていたことがわかる。彼女の陶板のモチーフや出身大学の経歴はリサ・ラーソンとも一致しており、北欧のアートシーンのなかで際立った存在感を放っている。